企業研究 イメージセンサー / IDM CMOSイメージセンサー
ソニーセミコンダクタソリューションズ
企業研究 — 光を電気信号に変えるチップの会社
CMOSイメージセンサーの設計・開発会社。
I&SS分野の売上2兆1,515億円は、ソニーグループ連結売上高の17.2%にあたります。
ソニーセミコンダクタソリューションズの公式イメージセンサー製品情報と、ソニーグループの2025年度 有価証券報告書を同じ表で比べます。 ソニーグループ連結の数値とI&SS分野のセグメント数値は別の欄に分けます。 公式採用ページの募集要項は参照日を付けて掲載しています。
Verified 詳細企業研究 / 出典・主張リンク確認済み ページ確認日 2026-08-05
60秒で判断
候補に残す3つの基準
電気電子、物理、材料、化学、半導体プロセスの専攻または実務がある人。
公式 6件 / IR 1件 / 採用 5件 / ニュース 1件。出典参照日 2026-08-05 / ページ確認日 2026-08-05
- ゲーム&ネットワークサービス 4兆6,857億円
- エンタテインメント・テクノロジー&サービス 2兆2,605億円
- イメージング&センシング・ソリューション 2兆1,515億円
- 音楽 2兆1,201億円
- 映画・その他 1兆5,884億円
01 立ち位置
何の会社として比べるか
ソニーセミコンダクタソリューションズは、ソニーグループの半導体事業を担う事業会社です。 公式に数値で追えるのはソニーグループ連結と、その中のI&SS分野までなので、この2つを同じ年度で比べます。
ソニーグループ連結とI&SS分野を、同じ年度で比べる
セグメント売上高はセグメント間取引を含む金額です。 6分野の単純合計には、全社(共通)及びセグメント間取引消去△3,266億円が加わります。
6分野のセグメント営業利益の合計1兆4,564億円から、全社(共通)及びセグメント間取引消去△89億円を差し引いた後が連結営業利益です。
6分野の中で、I&SSがどの位置にあるか
その他分野は891億円です。 いずれもセグメント間取引を含む金額です。
その他分野は746億円の損失です。 ソニー・ホンダモビリティのEVモデル発売中止にともなう持分法投資損失449億円を含みます。
イメージセンサー
モバイル用のLYTIA、セキュリティカメラ用のSTARVIS 3、産業用のPregius S(グローバルシャッター)、Polarsens(偏光)、SenSWIR(短波長赤外)に加え、車載用、内視鏡用、X線用まで用途別に製品を分けています。
- LYTIA
- STARVIS 3
- Pregius S
- Polarsens
エッジAIセンシングプラットフォーム
公式製品情報はイメージセンサー単体とは別枠でAITRIOSを掲げ、センサー側の演算とクラウド側の運用を1つの基盤として掲載しています。
- AITRIOS
LSI・IC・モジュール
ELTRES対応通信モジュール、車載用シリアライザ・デシリアライザLSIのGVIF、GNSS受信LSI、オーディオIC、TransferJet X対応LSIを掲載しています。
- ELTRES対応通信モジュール
- GVIF
- GNSS受信LSI
- オーディオIC
マイクロディスプレイ・レーザーダイオード
OLEDマイクロディスプレイと液晶マイクロディスプレイ、レーザーダイオード、ボードコンピュータのSPRESENSE、MEMSファウンドリサービスを製品情報に掲載しています。
- OLEDマイクロディスプレイ
- 液晶マイクロディスプレイ
- レーザーダイオード
- SPRESENSE
02 収益
どこで、どれくらい儲けているか
I&SS分野は2025年度にセグメント売上高2兆1,515億円、セグメント営業利益3,573億円で、どちらも過去最高を更新しました。 前年度との差と、利益率の水準を分けて比べます。
2兆1,515億円
前年度比3,525億円の増収(為替影響は△150億円)。 モバイル機器向けイメージセンサーの増収、製品ミックスの改善、販売数量の増加が公式に挙げられています。
3,573億円
前年度比962億円の増益(為替影響は△125億円)。 営業利益率16.6%はセグメント売上高2兆1,515億円からの計算です。
売上高12兆4,796億円 / 営業利益1兆4,475億円
継続事業ベースです。 I&SS分野は6分野のうちの1つで、連結売上高の17.2%、連結営業利益の24.7%を占めます(いずれも公表値からの計算)。
研究開発費2,385億円 / 減価償却費2,651億円
研究開発費は前年度比4.4%増です。 セグメント売上高に対する比率11.1%は公表値からの計算です。
売上高と営業利益を同じ億円の軸に掲載しています。 年度間の差を比べるために使ってください。
いずれも有価証券報告書の売上高と営業利益からの計算値です。
03 強みとリスク・検討点
強みと、リスク・検討点
設計と量産をグループ内に持ち、用途を7区分へ広げた形と、その裏返しにあるモバイル向けへの集中と為替の影響が、同じ2025年度の開示に載ります。
強み
公式の企業情報トップは「世界シェア No.1を誇るイメージセンサー事業」と記し、「金額ベース、ソニー調べ」という出典表記を付けています。 自社調べの数値で、第三者調査による集計は公式ページの記載範囲の外です。
企業情報トップ(イメージセンサーの世界シェア表記) ↗I&SS分野はセグメント売上高2兆1,515億円、セグメント営業利益3,573億円になりました。 ハイエンドスマートフォン向けの大判化・高画質化の継続と販売数量の増加が理由として公式に挙げられています。
ソニーグループ 有価証券報告書 2025年度(2026年6月18日提出 / EDINET) ↗SSSが研究開発・商品企画・設計・販売を、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングがプロセス開発と生産を担う構成で、両社とも公式の会社概要に掲載されています。
会社概要(SSS / ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング) ↗公式のイメージセンサー製品情報は、モバイル、車載、産業、セキュリティ、民生カメラ、医療、科学計測の7区分で製品を分けています。 用途の幅がそのまま職種の幅になります。
イメージセンサー 製品情報 ↗リスク・検討点
I&SS分野の中核はモバイル機器向けイメージセンサーです。 2026年度は大判化の進展が一旦緩やかになるとの前提と、半導体メモリ市況の不透明さが公式に記されています。
ソニーグループ 有価証券報告書 2025年度(2026年6月18日提出 / EDINET) ↗増益の一方で、構造改革費用に加え、Sony Semiconductor Israel Ltd.の持分売却にともなう損失199億円と、ディスプレイデバイス事業に関連する固定資産の一部減損165億円を計上しています。
ソニーグループ 有価証券報告書 2025年度(2026年6月18日提出 / EDINET) ↗I&SS分野は米ドル建ての販売契約の割合が高く、2025年度の為替影響は売上高で△150億円、営業利益で△125億円と公式に開示されています。
ソニーグループ 有価証券報告書 2025年度(2026年6月18日提出 / EDINET) ↗SSSは資本金4億円のソニーグループ100%出資会社で、非上場です。 公式に数値で追えるのはI&SS分野のセグメント値までで、SSS単体の売上高・営業利益・平均年収は公式資料の記載範囲の外です。
会社概要(SSS / ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング) ↗04 待遇
給与、初任給、休日、手当
公式採用ページに金額で載っているのは、量産側のソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの新卒初任給と休日日数、そしてSSS・SCK共通の勤務制度と福利厚生です。 SSSの初任給や職種別の年収は公式採用ページの記載範囲の外です。
対象はソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(SCK)です。 SSSの初任給は公式採用ページの記載範囲の外です。
- 初任給の対象会社
- 掲載されている初任給は、量産開発・製造を担うソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの2027年度予定値です。 応募年度の値は公式の新卒採用募集要項で確かめてください。
- 昇給・賞与
- 同じ募集要項は、給与改定を年1回(7月)、業績給を年1回(6月)と記載しています。 賞与の月数は公式採用ページの記載範囲の外です。
- 勤務時間・勤務制度
- 同じ募集要項の1日の標準となる勤務時間は8:30〜17:30の8時間です。 SSS・SCK共通のワークスタイルページは、コアタイムなしのフレックス勤務、裁量労働制、リモートによる業務遂行、時差勤務・シフト勤務を挙げています。
- 休日休暇
- SSS・SCK共通のワークスタイルページは年間休日125日(2025年度)、新卒採用募集要項は年間休日126日(2026年度)と記載しています。 年次有給休暇はいずれも初年度17日、最大24日です。
- 諸手当・福利厚生
- 超過勤務手当、通勤手当、住宅補助のほか、確定拠出年金、退職金制度、持株会が掲載されています。 SSSは勤務地近隣の独身寮、SCKの新卒家賃補助は本人2/3・会社1/3の負担割合で、大学院卒3年間・大学等卒4年間です。
- 公式採用ページの記載範囲の外
- SSSの初任給、職種別・年代別の年収、賞与月数、残業時間は公式採用ページの記載範囲の外です。 SSSは非上場のため、単体の平均年間給与も同じく公式資料の記載範囲の外です。
05 勤務地と職種
どこで、どんな仕事をするか
設計・開発と営業はSSSの厚木・港南・大崎・大阪・福岡が担当し、量産はソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの長崎、熊本、山形をはじめとする各テクノロジーセンターが担当します。 職種一覧もSSS区分とSCK区分の2本立てです。
- 本社
- 神奈川県厚木市旭町4-14-1(厚木テクノロジーセンター)/ CMOSイメージセンサーの研究開発・設計
- 長崎テクノロジーセンター
- 長崎県諫早市/ 生産拠点
- 熊本テクノロジーセンター
- 熊本県菊池郡菊陽町/ 生産拠点。 SSMCの本社所在地
- 山形テクノロジーセンター
- 山形県鶴岡市/ 生産拠点
- その他の生産拠点
- 大分テクノロジーセンター(大分市)と国東サテライト、鹿児島テクノロジーセンター(霧島市)、白石蔵王テクノロジーセンター(宮城県白石市)、東浦サテライト(愛知県東浦町)
- 設計・営業拠点
- 東京(港南1-7-1、大崎2-10-1)、大阪(中之島)、福岡事業所(百道浜)、博多オフィス
- デバイス開発
- プロセス開発
- 画素設計
- アナログ回路設計
- デジタル回路設計
- シミュレーション開発
- アルゴリズム開発
- ソフトウェア開発
- 設計環境構築
- 解析技術
- テスト技術開発
- 品質・信頼性技術
- 製品技術
- 実装技術開発
- 生産技術開発
- 製造技術
- 設備技術
- データサイエンス
- 情報システム開発
- ファシリティ管理
- セールス&マーケティング
- 経営管理
- 経理
- 人事
デバイス開発、プロセス開発、解析技術、テスト技術開発、品質・信頼性技術はSSSとSCKの双方に載り、画素設計や回路設計はSSS、製造技術や設備技術はSCKの区分です。
06 これから
会社が次に取りにいくもの
イメージセンサーの高密度化と、TSMCとの提携による生産体制の組み替えが、公式資料に載ります。 中期経営計画の数値目標はソニーグループ全体のもので、I&SS分野の目標とは別枠です。
- 設備投資 3年間 1.7兆円から1.8兆円へ
- 戦略投資 1.8兆円
- 2026年度 総還元性向40%程度
第五次中期経営計画の数値目標はソニーグループ全体のもので、金融事業を除く継続事業ベースです。 I&SS分野の単独目標は公式資料の記載範囲の外です。
- 2026年度の設備投資計画
- ゲーム&ネットワークサービス、エンタテインメント・テクノロジー&サービス、I&SSの3分野合計で5,090億円を計画し、内容として「イメージセンサーを中心とした生産設備投資等」を挙げています。 2025年度の実績は同じ3分野で5,357億円でした。 詳細は有価証券報告書の設備の状況に載っています。
- TSMCとの提携で動く拠点
- 2026年5月8日の基本合意では、熊本県合志市に完成した新工場を使う開発・生産ラインの構築と、長崎の既存工場への新規投資が示されています。 長崎・熊本の求人内容に直結する材料です。公式ニュースリリースで条件を確かめてください。
TSMCとの次世代イメージセンサー提携
2026年5月8日に基本合意書を締結し、ソニーが過半数を保有する合弁会社の設立を検討しています。 熊本県合志市に完成した新工場での開発・生産ラインの構築と、長崎の既存工場への新規投資が示されています。
根拠資料↗不確実性:基本合意書(MOU)の段階で、合弁会社の設立と生産ラインの構成は検討中です。
先端プロセスと積層による高密度化
プロセスノードの適合化による平面方向の高密度化と、積層技術による垂直方向の高密度化の両方を技術革新の柱として掲げ、動画を使う用途への貢献を挙げています。
根拠資料↗不確実性:開発の方向性としての記載で、量産時期や適用製品は公式資料の記載範囲の外です。
車載向けを戦略事業領域として拡大
I&SS分野は事業を成長牽引・収益・戦略の3領域に分け、車載向けイメージセンサーと半導体レーザーを戦略事業領域としています。 車載向けの金額シェアは想定どおり拡大していると記載されています。
根拠資料↗不確実性:車載向けの金額シェアの実数は公式資料の記載範囲の外です。
07 入口を選ぶ
専攻から、入口を1つに絞る
イメージセンサー、エッジAIセンシングプラットフォーム、LSI・IC・モジュール、マイクロディスプレイ・レーザーダイオードのうち、自分の専攻と重なる製品を1つ選び、そこからSSSとSCKのどちらの職種へ応募するかを1つ選びます。
デバイス開発 / 画素設計 / プロセス開発
画素構造、積層、プロセスの条件を作り込み、センサーの感度とダイナミックレンジを高める入口です。
- CMOS Image Sensor
- Pixel
- Stacked
- Process
アナログ回路設計 / デジタル回路設計 / ソフトウェア開発
センサー出力の回路、アルゴリズム、シミュレーション、設計環境構築を担う入口です。
- Analog
- Digital
- Algorithm
- Software
製造技術 / 生産技術開発 / 設備技術
長崎、熊本、山形などのテクノロジーセンターで、量産条件の作り込みと設備の稼働を担う入口です。
- Manufacturing
- Equipment
- Yield
- Facility
- LYTIA / STARVIS 3 / Pregius S / Polarsens / SenSWIR から担当したい用途を1つ選ぶ
- 研究・実務の測定値を1つ用意し、感度、ダイナミックレンジ、歩留まりのどれと結ぶかを1つ選ぶ
- 職種一覧のSSS区分とSCK区分、募集要項の勤務地を公式ページからノートへ転記する
- CMOS Image Sensor
- Pixel
- Stacked
- Process
- Device
- Analog
- Digital
- Algorithm
- Software
- Simulation
イメージセンサーの性能指標と自分の実務経験を結ぶための語です。
比較
他社との違いを一言で
Samsung Electronics
モバイル向けの高画素・積層センサーで重なります。 ソニーはI&SS分野としてセグメント売上高と営業利益が単独開示され、Samsungのセンサーは半導体部門の内数のため、開示区分をそろえてから比べてください。
OmniVision
モバイル、車載、セキュリティで用途が重なります。 上場先と決算通貨が異なるため、用途別ラインアップで比べてください。
onsemi
車載向けで重なります。 onsemiはパワー半導体も主力に持つため、事業構成をそろえてから収益性を比べてください。
KIOXIA
KIOXIAはNANDフラッシュのIDM、ソニーセミコンダクタソリューションズはイメージセンサーのIDMで、製品分野が別です。 年度と開示区分をそろえて比べてください。
出典
公式情報と第三者資料
会社、IR、採用、報道の種別を分けて掲載しています。 参照日は2026-08-05です。
- 公式 企業情報トップ(イメージセンサーの世界シェア表記) 参照日 2026-08-05
- 公式 会社概要(SSS / ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング) 参照日 2026-08-05
- 公式 グループ情報 参照日 2026-08-05
- 公式 拠点一覧 参照日 2026-08-05
- 公式 製品情報トップ 参照日 2026-08-05
- 公式 イメージセンサー 製品情報 参照日 2026-08-05
- IR ソニーグループ 有価証券報告書 2025年度(2026年6月18日提出 / EDINET) 参照日 2026-08-05
- ニュース TSMCとの戦略的提携に関する基本合意(2026年5月8日) 参照日 2026-08-05
- 採用 採用情報トップ 参照日 2026-08-05
- 採用 採用情報 職種一覧 参照日 2026-08-05
- 採用 採用情報 ワークスタイル・福利厚生 参照日 2026-08-05
- 採用 新卒採用募集要項(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング) 参照日 2026-08-05
- 採用 採用情報 オフィス環境(SSS) 参照日 2026-08-05