DRAMとは
DRAM(Dynamic Random Access Memory)とは、微小なキャパシタへ電荷としてデータを蓄える揮発性のメモリです。 Samsungは公式ページでこのように記述しています。
メモリのセルを設計するとき、面積あたりのビット数が費用を決めます。1ビットあたりの部品が少ないほどセルは小さくなり、同じウェハからより多くの容量が取れます。
DRAMはこれを極限まで削った構成です。Samsungは公式ページで、各セルが1個のトランジスタと1個のキャパシタで構成され、キャパシタが電荷を蓄え、その電荷の有無が二進の1と0を表すと述べています。トランジスタは、そのキャパシタへ通じる扉の役だけを担います。
削った代償が、保持の弱さです。同ページによれば、蓄えた電荷は時間とともに自然に減るため、DRAMは定期的にセルをリフレッシュする必要があります。読み出して書き戻す動作を繰り返して、内容を保ち続けます。名前のDynamicは、この動き続ける性質を指しています。
用途で枝分かれします
Section titled “用途で枝分かれします”同じDRAMでも、求められるものは使う場所で変わります。サーバは容量と安定性、モバイルは消費電力、グラフィックスとAIは帯域です。
Samsungは公式ページで、DRAMがDDR、LPDDR、GDDR、HBMといった製品系列へ発展したと述べ、用途としてPCとサーバのDDRモジュール、モバイルのLPDDR、グラフィックスカードのGDDR、AIアクセラレータとHPCのHBMを挙げています。
セルの原理はどれも1トランジスタ1キャパシタのままです。違いはインターフェースと実装にあります。信号線を何本どう並べるか、チップをどう積むか、電圧をどこまで下げるか、という部分です。系列の分岐は、セルの外側で起きています。だから系列ごとに別物として覚える必要はありません。
同じセルに、違う外側が付いています。 HBMが特別なのはセルではなく、積み方とつなぎ方のほうです。
関連するデータ・ツール
Section titled “関連するデータ・ツール”- デバイス製品開発の工程ページ ── 工程分類と、この工程に接続している公開求人
- 装置カタログDB ── 公式製品ページ単位のメーカーと製品family
よくある質問(FAQ)
Section titled “よくある質問(FAQ)”DRAMとは何ですか?
Samsungは公式ページで、DRAMを揮発性のメモリとし、微小なキャパシタへ電荷としてデータを蓄えると記述しています。電源を切れば内容は消えます。
1ビットはどう記憶しますか?
Samsungは公式ページで、DRAMの各セルが1個のトランジスタと1個のキャパシタで構成され、キャパシタが電荷を蓄え、電荷の有無が二進の1と0を表すと述べています。
なぜリフレッシュが要るのですか?
電荷が時間とともに自然に減るためです。Samsungは公式ページで、この理由からDRAMは定期的にセルをリフレッシュする必要があると述べています。読み出して書き戻す動作を繰り返して内容を保ちます。
なぜ1トランジスタ1キャパシタなのですか?
面積あたりのビット数を稼ぐためです。部品が少ないほどセルは小さくなり、同じ面積により多くのビットを載せられます。そのかわり電荷が抜けるという性質を受け入れることになります。
どんな製品系列がありますか?
Samsungは公式ページで、DRAMがDDR、LPDDR、GDDR、HBMといった製品系列へ発展したと述べています。用途としてPCとサーバのDDRモジュール、モバイルのLPDDR、グラフィックスのGDDR、AIアクセラレータとHPCのHBMを挙げています。
フラッシュメモリと何が違いますか?
電源を切ったあとの状態が違います。DRAMは電荷で持つため電源が切れれば消えます。フラッシュは電荷を絶縁膜で囲った場所へ閉じ込めるため、電源が切れても残ります。
比較・違いを学ぶ
Section titled “比較・違いを学ぶ”- 半導体製造工程の全体像 ── 工程と装置の全体像
この記事の事実は次の一次資料を根拠とし、各URLの到達可否をこちらで実測しています。したがって、リンク先が移動または消滅した場合は、その旨をこのページへ反映します。
- Samsung Semiconductor「DRAM」公式ページ(2026年8月23日にリンク生存を実測、200)