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良品ダイ(Known Good Die)とは

良品ダイ(known good die)とは、パッケージへ入れる前の個片の状態で、良品であると十分な確からしさで保証されたチップです。 切り出しただけのチップと区別するための呼び方です。

この区別が要るようになったのは、1つのパッケージへ複数のチップを載せる構成が広がったためです。1パッケージに1チップであれば、パッケージ後に測って不良を落とせば済みます。捨てるのはパッケージ1個分です。

形は同じ。良否が分かっているかどうかで呼び分ける
切り出しただけのチップ良否はまだ分からない個片のまま測って確かめるウェーハテストの段階良品ダイ保証が付いた状態良品だと十分な確からしさで保証良品でないと分かる載せる前に分かるチップそのものが違うのではありません違うのは、良否が分かっているかどうかです呼び方が指しているものパッケージへ入れる前の、個片の状態良品だと十分な確からしさで保証切り出しただけのチップと区別する区別が要るようになった理由1パッケージへ複数を載せる構成が広がった1チップなら、後で測って落とせば済む捨てるのがパッケージ1個分では済まなくなる
良品ダイは、チップそのものが違うわけではありません。パッケージへ入れる前の個片の状態で測って良否を確かめ、良品だと十分な確からしさで保証が付いたものを、切り出しただけのチップと区別してそう呼びます。

複数を載せると事情が変わります。4個載せた製品で1個が不良なら、パッケージ全体が不良になります。残る3個の良品も一緒に捨てることになります。載せる個数が増えるほど、パッケージ後の歩留まりは掛け算で下がります。したがって、載せる前の段階で各チップの良否を確かめておく必要が出ます。

保証の水準が問題になります。ウェーハテストは針を当てて測るため、測れる速度と項目に限りがあります。高速な動作や高温での動作まで確かめたい場合、ウェーハの状態では条件を作りにくくなります。測る項目を増やし、必要ならウェーハの段階でバーンインを行いますが、テスト時間が延びるぶん費用は上がります。パッケージを捨てる損失と釣り合う水準を選ぶことになります。

どこまで測るかは、捨てる損失と釣り合う点で決まる
ウェーハの段階では、作れない条件があるウェーハ針を当てて測る速度と項目に限りがある高速な動作や高温での動作は、この状態では条件を作りにくい測る項目・時間 →費用テスト費用捨てる損失釣り合う点を選ぶ測らずに組むと4個載せて1個が不良なら、パッケージ全体が不良良品3個も一緒に捨てることになる載せる個数が増えるほど、掛け算で効いてくる測りすぎても損をする項目を増やせばテスト時間が延び、費用が上がるウェーハの段階でバーンインを行う選択もある「どこまで測るか」自体が設計判断になる
測る項目を増やすほどテスト費用は上がり、パッケージ後に捨てる損失は下がります。良品ダイの保証水準は、この2つが釣り合う点として決まります。
積層すると、良品率が掛け算で効く
1パッケージに1チップチップ不良ならパッケージ1個分の損失後で測って落とせば足りる1パッケージに4チップ1個が不良パッケージ全体が不良になり残る3個の良品も一緒に失われるだから載せる前に個片で良否を確かめておく
1パッケージに1チップなら、不良を後で落としても損失は1個分です。複数を積層すると、1個の不良でパッケージ全体と残りの良品まで失われます。載せる個数が増えるほど、載せる前に個片で保証しておく価値が上がります。

測る場所はウェーハテストの段階です。プローバがチップの電極へ針を当て、テスタが測ります。高帯域幅メモリのように積層する製品では、この段階での保証水準が最終製品の歩留まりを左右します。アドバンテストは公式サイトで、メモリテストシステムT5835をSoC向けとは別のラインとして掲載しています。

良品ダイとは何ですか?

良品ダイ(known good die)は、パッケージへ入れる前の個片の状態で、良品であると十分な確からしさで保証されたチップを指します。切り出しただけのチップと区別するための呼び方です。

なぜ個片で保証する必要があるのですか?

複数のチップを1つのパッケージへ載せる構成が増えたためです。1つのパッケージへ4個載せる場合、1個でも不良ならパッケージ全体が不良になります。良品率が個数分だけ掛け算で効くため、載せる前の保証が要ります。

ウェーハテストだけでは足りないのですか?

足りない場合があります。ウェーハテストは針を当てて測るため、測れる速度と項目に限りがあります。高速動作や高温での動作まで保証したい場合、ウェーハの状態では条件を作りにくくなります。

どうやって保証を高めますか?

ウェーハの段階で測る項目を増やし、必要ならウェーハバーンインで初期不良を落とします。テスト時間が延びるぶん費用は上がるため、パッケージを捨てる損失と釣り合う水準を選びます。

どんな製品で重要になりますか?

高帯域幅メモリのようにチップを積層する製品、複数のチップを1パッケージへ載せるチップレット構成の製品が代表です。載せる個数が増えるほど、1個あたりに要る保証の水準が上がります。

どこで測りますか?

ウェーハテストの段階です。プローバがチップの電極へ針を当て、テスタが測ります。アドバンテストは公式サイトでメモリテストシステムを、SoC向けとは別のラインとして掲載しています。

この記事の事実は次の一次資料を根拠とし、各URLの到達可否をこちらで実測しています。したがって、リンク先が移動または消滅した場合は、その旨をこのページへ反映します。

  • アドバンテスト「T5835」公式製品ページ(2026年8月22日にリンク生存を実測、200)
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